落合陽一 34歳、「老い」と向き合う ―超高齢社会における新しい成長
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コロナ禍に際して、大学のゼミや授業の多くがフィジカルからオンラインに移行したのですが、オンラインであっても、空気感や肌感、相手の身振り素振りが意外とビビッドに見えるようになってきた感覚があります。脳や見方がオンラインに最適化されていくと、「対面の価値が高い」と思っていた頃には戻れなくなる気もするんです。
これは実感がある。
いまの世の中で具体的に生きるのは、大変なことですよね。だから具体的に生きる豊かさを探求したくなる。近頃は、研究でもライフスタイルを考えて対象を作ることが必要とよくいっています。
リモートで飲み会を開いてみても、身体性がないから〝祝祭性〟や〝共時性〟が足りない。わざわざ脳の回転速度を遅くするためにアルコールを摂取していた「飲み会」を、視聴覚のみで代替しようとした点に限界がありました。空間を共有し、身体を使って大声で話すという営みの価値は、画面越しでは得づらいものです。
祝祭性 共時性 というキーワードはとてもしっくりくるな。
落合陽一さんがここ最近考えていることを本にした、という感じだった。老いに関するテクノロジーの例をいろいろ知ることができたのはよかったな。